OSHO禅タロットは、インドの思想家OSHOの弟子が
OSHOの講話を元に作り出した79枚で構成されたタロットです。
禅の教えを盛り込んだタロットは、
一般的な西洋タロットとは使い方も世界観も違いがあります。
絵に惹かれて禅タロットカードを購入される方もいらっしゃいますが、
カードの箱に入っている解説書の意味を読んでも、どう読んだらいいのか分からないと仰る方も多いです。
この解説書に書いてある言葉の中にもたくさんの気づきがあり
たくさんの癒しがあります。
でも!解説書の文章が、難しい!!(笑)
ということで、よく難しいと言われてしまう禅タロットの魅力を
みなさんに分かっていただきたいと思いまして、私なりの禅タロットの
解説を一枚づつ、載せていきますね~
是非、OSHO禅タロットに触れてみてくださいね♡
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THE FOOL
愚者
<OSHO禅タロット さおり的解説>
あなたは愚かな自分を信頼できるだろうか。
ここでいう「愚かな自分」とは、自分の弱い部分も自分の愚かな部分も知って
そんな自分を信頼することを示します。
私たちはつい、この崖から落ちたらどうしようと未来に不安を抱きますよね。
その不安は「落ちないように気を付けよう」と行動に制限をかけ、
思い切り人生を踊ることを許さないのです。
「あれがないとこれがないと」「不安な未来にならないように」
そう考えると、とりあえず持つものが増える。
いつか必要になるんじゃないか、と考えて
愚かになることを許さないのです。
それは、生きにくさにつながってはしないのかな?
この絵に映る愚者は、白い薔薇の花しか持っていません。
この白い薔薇が象徴するものは、純粋さ、無垢さ。
そして、信頼以外のものは何一つ携えない自分の在り方です。
心配のあまりに、崖から落ちなようにすることばかり考えていたら
人生を思い切り遊ぶことは出来ない。
この不安定な場こそが、あなたにとっての完璧な場。
この不安定さを楽しめる愚者は、宇宙の支えを得て、神の領域に生きるのです。
その未知への挑戦が、人から「愚かだ」と言われたとしても
その愚かさを信頼することができれば、間違うことはありません。
愚者の生きるフィールドは0(ゼロ・空)の場所。
ゼロは数のない数。
ゼロフィールドは、懐疑と過去の体験がガイドなのではなく
信頼と無垢がガイドなのです。
私がこのカードを読むとき「もっとアホになっていい」と説明しています。
私たちは、もっとアホになっていい。
もっと自由に人生を楽しんでいい。
アホをさらけ出せる人は、強いよね!
そんなとき、自分の中の神を見ているのだと思うから。