OSHO禅タロット解説 大アルカナⅥ THE LOVERS 恋人たち

OSHO禅タロットは、インドのOSHOという神秘家の
講話を元に作られたタロットです。

彼は「禅こそが唯一のスピリチュアルな伝統だ」
と言い、斬新な洞察をもたらし続けています。

その教えは今もなお、人々の心が作りあげた
エゴという幻想から自由になるための気づきを与えてくれます。

知れば知るほど深く濃いこの禅タロット、
私も、もう13年ほど使っています。

この絵柄に惹かれてこのカードを手に入れる方も多いのですが、
カードの箱の中に入っている解説書の文章が難しすぎて
理解できない!という声をよくお聞きします。

なので、一枚一枚のカードの意味を、
私なりの解釈で分かりやすく解説してみました。

ぜひ、禅タロットのカードと共に、楽しんで頂ければと思います。
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あなたにとって「愛」とは何ですか?

自分の思っている「愛」について、深く考えたことがある方は
少ないかもしれません。

OSHOは愛について、こう語っています。

「愛とは何かを知っている人はほとんどいない。不幸なことに
性欲が愛だと思っている。セ ック スは愛より低く、慈悲は愛より高い。
愛はまさにその中間である。」


ブッダは慈悲を「愛+瞑想」と定義しました。

その愛が、相手を求めるただの欲望ではなく、
要求でもなく、分かち合いであるとき、

その愛が、乞食の愛ではなく、見返りを求めるものでもなく、
純然たる喜びから与える準備が整ったとき、

そのときに、愛に瞑想を加えると、純粋な香りが放たれる。

セ ック スは種子、愛は花、慈悲は香りだ。


あなたにとっての「愛」とは何ですか?

私たちが「愛」と呼んでいるものは、
実際には地から空へ届くまでのスぺクトル全体です。

私たちは性を受け入れてこそ、「性愛とは何か」を祝うことができます。

そうすれば、成熟するにつれ、性欲を超えて存在する愛を体験し始めます。

パートナーは、自分の鏡としての役割を果たし、まだ見たことのない、
より深い自己の局面を映し出し、私たちは全体になることを
支えてくれています。

相手のユニークな「個」に敬意を払いながら、
全てを一つにして体験する愛へ。

「愛」の学びは深く、私たちを成長させてくれます。