OSHO禅タロット解説 大アルカナⅤ NO-THINGNESS 無

OSHO禅タロットは、インドの思想家OSHOの弟子が
OSHOの講話を元に作り出した79枚で構成されたタロットです。

禅の教えを盛り込んだタロットは、
一般的な西洋タロットとは使い方も世界観も違いがあります。

絵に惹かれて禅タロットカードを購入される方もいらっしゃいますが、
カードの箱に入っている解説書の意味を読んでも、どう読んだらいいのか分からないと仰る方も多いです。

この解説書に書いてある言葉の中にもたくさんの気づきがあり
たくさんの癒しがあります。

でも!解説書の文章が、難しい!!(笑)

ということで、よく難しいと言われてしまう禅タロットの魅力を
みなさんに分かっていただきたいと思いまして、私なりの禅タロットの
解説を一枚づつ、載せていきますね~

是非、OSHO禅タロットに触れてみてくださいね♡

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「無」
それは「何もない」ということではない。

「無」
それはすべてだ。

あらゆる可能性で脈打っている。

それは絶対的な潜在能力で、まだここに現れていないものかもしれない。
でも、全てを含んでいるものだ。

この世は、始めに自然があり、終わりに自然がある。

なぜその間で起きていることにそんなにも心配し、そんなにも絶望するのか。

「無」から「無」へ

それが旅の全てだ。

隙間に落ちてしまうと、方向性を見失い怖くなる。

この先、どんな世界が待っているのか、見えなくなってしまう。

でも、この暗闇は、この宇宙が創造される前から存在しているもので
この暗闇こそが、まさに純粋な潜在能力そのものなのだ。

息と息の間にある「無」

言葉と言葉の間にある「無」

体験と体験の間にある「無」

この隙間を見守り、この沈黙の中にリラックスして落ちるだけだ。

その体験の中の空っぽな隙間を大切にすることが
自分の中の潜在能力に神聖な輝きを見出すのだ。

暗闇から目を背けるな。
暗闇から逃げるな。

その暗闇の中にこそ、全ての答えがあるのだから。